備忘録(D Celtic20)

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製作の備忘録ですのでほとんど箇条書きです。

うまくいったこと

①ボトムにC3を入れることができた。

Apexタイプ低音の成形手順がようやく定まってきたのが大きかった。

音盤をある程度平面まで起こしたら、一旦表側から落としてあげて、
その状態で肩の伸ばし足りない部分を音を聞きながら造形するのが上手くいった。

あとは音盤全体のバランス取り。

ちょっと言語化できないが、この辺の調整が感覚的に身についてきた。

うまくいかなかったこと

①トップ側の造形が上手くできない(特に高音側)

13音ミュータントの配置は非常に癖が悪い。

基本的にシェルの中心線から軸を傾けた配置になるわけだが、どうも納得がいく造形を叩き上げることができなかった。とくに高音側傾け角度も大きく非常に難儀してしまった。

様々な要因があるだろうが、これはもう感覚的な要素が大きいと思う。

とにかくバランスを見極める目と、思い通りの形に成形するハンマリングスキルを磨くしかない。

ツールの問題で解決できる部分もあるだろうが、ひとまずは今の設備で100%を目指したい。

②真円音盤の成形とチューニング

ミュータントにおける最高音域のこと。

この音のチューニングの目標は5度なしの2倍音ユニゾンチューニングだがなかなかうまくいかない。

おそらくもともとの造形がかなり重要だと思う。とにかくシンメトリーな成形を行うのがとても重要。あとは音盤のサイズ設計。

チューニングは楕円音盤とはわけが違うのいまのところよく分からない。

③全体的なチューニングの精度

今回かなり音数が多かったが、チューニングの精度をしっかり出していかない粗が目立ちやすいと感じた。

例えばG4とG5。G4の二倍音はG5であるが、音盤G5としっかりとユニゾンしていないとG4の音自体にうねりが生じてしまう。

今回は倍音が対応する音盤が構造上近くなってしまったゆえ共鳴がより強くなったという要因はあるが、それにしてもチューニングの甘さを実感させられてしまった。

その他気付いたこと

高音の音盤設計とチューニング方法について

おそらくこれは見直す必要がある。

今現在も高音域は設計寸法(縦横比とDimple比)を変更しているが更なる変更が必要。

次回の機会で新しい設計は試したい。

以上

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